『聞き書 岩手の食事』を参考にかま焼きを作ってみました。
粃(しいな)[1]十分実らなかった米を粉にしたものを熱湯でこねて
- 小豆あん
- 味噌とくるみ
- 味噌だけ
などの具を入れてギョーザみたいに包む。
それをゆでたり蒸したりして作ります。
今回は上新粉を使い、味噌だけの具で、ゆでて作ってみました。
ただ米粉と味噌の味がするだけの素朴すぎる食べ物でした。
普通は間食として食べられていたものですが、僕は間食をする習慣がないので、ご飯の代わりに食べました。
米と味噌だけでできているので、違和感はなかったです。
小豆あんで食べる時も普段は塩味で仏に供えるときだけ黒砂糖を使ったそうです。
昔の間食が口を楽しませるためというよりは、腹をふくらませるためのものだったという事がよくわかる例だと思います。
脚注
↑1 | 十分実らなかった米 |
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