大正のおわりから昭和のはじめごろの食事を聞き書した日本の食生活全集シリーズ読んで、簡単そうな料理をよく作っています。
『聞き書 群馬の食事』(全集10巻)を読んでいたらすごく簡単な料理をみつけました。
冷っ汁です。
説明にはこうあります。
冷っ汁は薄く切ったきゅうりを汁わんに盛り、味噌を入れて清水を注ぎ入れた即席汁である。
簡単すぎ。
さらに夏の昼食として紹介されている献立がすごい。
- 麦飯
- 冷っ汁
- きゅうりもみ
麦飯ときゅうりだけの食事です。
作ってみました。
やっぱり汁があるときゅうりだけでも一応かたちにはなりますね。
では食べてみます。
麦飯ときゅうりの塩もみの組み合わせはおいしい、それはわかっていました。
問題は冷っ汁です。
きゅうり・味噌・水を混ぜただけの料理なので、素材の味がバラバラにするだけで料理としてのまとまりを感じませんでした。
せめて
- だし汁を使う
- きゅうりを塩もみする
- すりごまを混ぜる
のうち一つでもやれば、多少は一体感が出そうなのですが。
まあ麦飯と漬物だけの食事が昔はめずらしくなかったみたいなので、簡単でも汁がついてるだけマシなのかもしれませんけどね。