日記

今日親知らずを抜きました

今日右下の親知らずを抜いた。

斜めに生えているので、となりの歯と接している部分に汚れがたまりやすく、掃除のしにくい状態だった。

腫れや痛みはなかったが、となりの歯が虫歯になったらもったいないし、汚れがたまった部分の骨が吸収されてしまうとかで、何年も前から抜くことを進められていた。

単純に痛そうで怖かったのと、今何ともないのに抜いたことでかえって不具合がでるかもしれないという素人考えで、今まで先のばしにしてきた。

もうこのまま悪くなるまで様子を見ようかと思っていたところへ、先日の定期健診で、これを残してあるなんてとんでもない、ありえないことだ、という語調で先生から今まで以上に強く抜歯をすすめられた。

今まで様子見ということでやってきたはずなのだが、機嫌が悪かったのか、何なのか、とても厳しい口調だった。

最初はおどろいて何を言われているのか状況が分からなかった。
それからだんだん何でそんな言い方をされなくてはいけないのかと腹が立ってきた。

だが家に帰ってからよく考えてみると、これを機会に抜くのもいいんじゃないかという気分になってきた。
検診のたびにきつくいわれたのではたまらないというのもあるが、いつか抜かなくてはいけないと気にかかっていたのは確かなのだ。

先生が言うには、うちで抜けなくもないが、神経が近くをとおっているから、口腔外科で抜いたほうが無難だろう、抜くなら紹介状を書くよということであった。

紹介状をもらって口腔外科で事前に診察を受け、今日が抜歯当日というわけである。

まず受付で体温計とコロナ関係のアンケートをもらう。
アンケートに答えながら、体温を計ると37.4℃というきわどい数字が出る。
たしかにちょっと気分が悪いと思ってはいたが、手術に対する緊張のせいだろうと思っていた。
だが体温から考えると実際体調が悪かったのかもしれない。
でも受付の人は完全スルーだった。
37.5℃をこえていたら何か言われたんだろうか。

熱はあるものの予定どおり手術は受けられそうなので、待合室で予約時間を待つ。
時間が進んでほしくないような気がしつつ、一方ではやく終わらせて楽になりたいとも思う。
そんなことを考えているうちに時間が過ぎ、予約時間のほぼちょうどに診察室に呼ばれた。

最初に不安に思っていたことをいくつか質問したら、すぐに手術が始まる。

結論から言うと手術はたいしたこと無かった。
麻酔はちょっとチクッとしたかなという程度で、いつ針を刺したのかはっきりしなかったぐらい。
抜歯自体も器具のギュイーンという動作音や、歯が削られるゴリゴリという音と感触は気味が悪かったが、痛みは想像していたよりはずっと少なかった。
結局10分そこそこで終わってしまった。
予約が10時10分で、診察室を出たのが10時25分にもなっていなかったと思う。

抜歯はスムーズにいった。
だが問題はこれからである。
親知らずを抜いた後、痛みや腫れに苦しむというのはよく聞く話だ。
麻酔が切れるという2、3時間後がおそろしかった。

買い物をすませて帰宅すると、抜歯から1時間半が経過していた。
この時点では麻酔がのこっていたので痛みはない。
むしろ別の歯が痛むぐらいだった。
しかもなぜか下を抜いたのに、上の歯も痛む。
外からわかるほどの腫れはない。

抜歯から5時間後。
もうさすがに麻酔は切れているはずだが、痛み止めを飲んだおかげか痛みはほとんどない。
顔の輪郭が変わるほどの腫れも無し。
出血はにじむ程度にまだ残っている。

抜歯7時間後の時点で夕食を食べ、抗生剤と痛み止めを飲む。

抜歯10時間後。
薬が効いたのか、少しはあった痛みも完全になくなった。
ずっと違和感が残っていたのもほとんど消えてしまった。

痛みは当日が一番強いということだったから、もしかしてこのまま逃げ切れるかもしれないという気になってきた。
痛みが出るのが遅いだけかもしれないし、腫れに関しては2、3日目がピークらしいので、楽観はできないけれども。

というわけで親知らず抜歯当日の記録でした。
夜、痛みと腫れで目が覚めるなんてことにならないよう祈りつつ布団に入ろうと思います。


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