ひえを買ったのでひえ飯を炊いてみました。
米とひえが1対1です。
ついでに農文協の『聞き書 岩手の食事』を参考にして、大正のおわりから、昭和のはじめの食事を再現してみました。
地域は岩手県北部の軽米、夏の朝食です。
メニューは
- ひえ飯(米とひえ半々)
- 味噌汁(じゃがいも・さやいんげん)
- 納豆と大根おろし
- きゅうりの漬物
です。
味噌汁のだしはにぼし、漬物は塩こうじ漬けです。
これらは記術がなかったので、作りやすいものにしました。
食べた感想
まず見た目がきれいで、おいしそうに見えます。
それに味がよかった。
やっぱり白米だけよりなにか混ざっている方が好きです。
麦飯同様、ある程度よくかまないとのみこめませんし、米とひえでは粒の大きさがだいぶ違うので、独特の食感ではありました。
それでも十分食べやすかったです。
今回ひえを食べてみて、貧しい食事でおいしくないという一般的なイメージとだいぶ違う感想になりました。
それは精白方法の違いが関係しているようです。
参考にした『聞き書 岩手の食事』にも、当時のひえ飯用に精白したひえは黒っぽくて味も悪かったと書いてありました。
当時のようなひえも食べてみたいと思ってしまいますが、自分で栽培して、自分で精白するしかないのでしょうか。
ハードルかなり高いですね。