雑感

ネットの使いすぎをやめるのが難しい理由

インターネットの中毒性は日々感じることだ。
ちょっと調べ物をするだけのつもりが、どんどんわき道にそれて数時間たっていたということも珍しくない。

時間を無駄にすることが重なると、ストレスがたまって、ネットを制限したくなる。
1日何分までとか、1週間に1日だけとか使う量を決めるのだ。
そうすると初めのうちは時間に余裕ができるし、情報の洪水から解放されるしで気分がいい。
だがだんだん決めた時間だけでは物足りなくなってくる。
禁断症状なのかイライラするようになる。
こうなると我慢しすぎるのはよくないとか何とか理由をつけて使う量が増えていく。
そして最後にはいつもの、家にいる時はずっとネットを使っている状態に戻ってしまうのだ。

これまでに何度となく制限を試みたが、ことごとく失敗してきた。
その理由として一番大きいのが、ネットには役に立つ機能もたくさんあるので、全く使わないのが難しいことである。
僕の場合だと、通販・ネット証券・ネット銀行・家計簿・写真管理・図書館の予約や延長・ネットスーパーなどが必要不可欠だ。
これらを使わずに同じことをしようとすると、相当面倒になるので使わざるを得ない。
必要なことにだけにネットを使って、すぐに切断してしまえればいいのだが、いったんつないでしまうと、ニュースを確認してしまったり、更新されているマンガを読み始めてしまったりして、余分に時間を使ってしまう。

中毒性のあるものから距離を取るには全く使わない、摂取しないというのが一番の近道だ。
僕は砂糖をはとんどとらないのだが、食べるのをやめると別に欲しいとも思わなくなる。
たまに外食をしたときに口に入ってしまうことがあるぐらいだ。
これだと特に我慢することなく砂糖無しで生活していくことができる。
たばこでもスパッとやめてしまった人が禁煙を続けられているような気がする。
ちょっとずつ減らすとか、少しだけ吸うとかは難しいのではないか。

だいたい中毒性のあるものというのは無くてもいいものばかりである。
砂糖も酒もたばこもギャンブルもドラッグもとくに役に立つものではないから全くかかわらなくても生きていける。だがインターネットはそうではない。
中毒性があるくせに役にも立つという特殊な存在なのだ。
それがネットとの付き合い方に苦労する一番の理由だと思う。

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