『聞き書 徳島の食事』を参考に大正のおわりから昭和のはじめにかけての徳島県木頭村(現那賀町)の冬の夕食を再現してみました。
本によると献立は
- ひえ飯
- 味噌味のひえろうすい(ひえ・ずきいも・しいたけ・ねぶか・菜っぱ入り)
- 干し大根の煮菜
- 漬けだいこ・梅干し
となっていました。
ずきいもは里芋です。
大体再現しましたが、梅干しは出し忘れてしまいました。
まずひえ飯から
ひえ8割、丸麦2割に小豆を混ぜて炊きました。
前に炊いたときは押し麦でしたが、今回は丸麦です。
押し麦より丸麦の方がおいしいのと、前回より水分を増やしたことで、多少パサつきがおさえられたのとで、今回の方が食べやすかったです。
あいかわらずパラパラすぎて箸でつかみにくいですが。
次にひえろうすいです。
本の写真とくらべると水っぽくなってしまいました。
もっとぼてっとした感じにならなくてはいけないのですが、前回なべの底にくっつきそうになったので水をふやしたら失敗しました。
あと前回は水からひえを煮たのですが、本には沸騰してからと書いてあったので、今回は沸騰してからひえを入れました。
そのせいかねばりがなくサラサラしています。
味噌を入れるタイミングが今回の方がだいぶ早かったのでそれも関係しているのかもしれませんが。
個人的にはねばりのある食感の方が好みです。
干し大根の煮菜というのは切り干し大根と里芋と煮干しを醤油味で煮たものです。
切り干し大根はひさしぶりに食べましたが甘くておいしいですね。
里芋との組み合わせもいいです。
今回ひえろうすいはちょっと失敗してしまいました。
いつも作っている味噌汁以外のものを作るのはやっぱり難しいですね。
うまくできるとおいしいものなので、またそのうちやってみたいと思います。