前回『聞き書 岩手の食事』を参考にひえと米が1対1のひえ飯を炊いてみました。
麦を入れることもあるという記述もあったので、試してみることにしました。
ひえ・米・押し麦を等量ずつ混ぜて炊きました。
麦は大正末から昭和初期も押し麦を使っていたとのことです。
食事全体も再現してみました。
岩手県北部軽米の夏の昼食を参考にしました。
鮭が焼いているうちにばらばらになってしまって無念です。
この鮭ですが、本の献立には塩ますとありました。
ますという地方名があるのはカラフトマスとサクラマスなので[1]井田齊+奥山文弥『改定新版 サケマス・イワナのわかる本』このどちらかだと思います(おそらく流通量の多いカラフトマス)。
ようするに鮭なのでスーパーの塩鮭(魚種はギンザケ)で代用しました。
三穀飯は普通にうまいし、焼き魚もあって、栄養バランスもよさそう。
今の食事としても十分通用する献立でした。
脚注
↑1 | 井田齊+奥山文弥『改定新版 サケマス・イワナのわかる本』 |
---|