昔の食事を再現してみた

ひえろうすいを作った

『聞き書 徳島の食事』によると、ひえろうすいとは徳島県で食べられていたひえ入りの味噌汁のようなもので、「ろうすい」とは「ぞうすい」のなまったものだそうです。

これを暑い夏以外は、夕飯に味噌汁がわりとしてよく食べたということです。

おもしろそうだったので作ってみました。

具はじゃがいも、たまねぎ、チンゲン菜、だしはにぼしです。
きちんと再現しようというつもりはなく、普段の味噌汁の水を増やしてひえを入れて煮ただけです。
ひえは煮立ってから入れると書いてありましたが、今回は水から煮ています。

水250mlにひえ1/4合でちょうどいい感じに出来上がりました。
『聞き書 徳島の食事』にのっていた写真とくらべると若干水分が少ないかもしれませんが。

献立全体もとくに当時を再現せず適当です。

ひえろうすいを食べてみた感想ですが、じゃがいもとたまねぎが入っていることもあって、和風クリームシチューだな、という印象でした。
ひえでいい感じにとろみがついて、ご飯にかけて食べてもおいしかったです。

今回はひえろうすいの具や献立全体に関して、ちゃんと昔の食事を再現したわけではありません。
次回は『聞き書 徳島の食事』を参考にもう少し当時の食事に寄せたいと思います。

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